最近の私は「今」を生きる感覚を大切にしようと意識している。
看護師という職業柄もあり、日常的に将来のリスクや、次の予定、目標を立てることに追われがちだからだ。
もちろん、目的を持って生きることは大切だが、いつの間にか未来のためだけに生きているような虚しさも感じていた。
そこで、まず目的ばかりを追うのをやめてみた。
人生には、最終的な目的を達成するまでの過程そのものが、最も価値があるのではないかと考えるようになったのだ。
たとえば、旅行に行く最終目的は、目的地に到達することかもしれない。
しかし本当に楽しいのは、道中で出会う景色や人々との会話、そして計画を立てる過程そのものではないだろうか。
仕事も同じで、結果を出すことだけでなく、日々の努力や学びの過程を味わい、楽しむことに焦点を当てるようにした。
そして同時に、感覚を研ぎ澄ますことも意識している。
目の前にあるコーヒーの香り、患者の手の温かさ、風の音など、五感で感じるものを大切にするのだ。
過去の失敗や未来の不安にとらわれるのではなく、「今、この瞬間に何を感じているか」という感覚を持ち続ける感じだ。
この感覚を大事にすることで心が安定し、ストレスが減るのを感じている。
数年前からストレス解消法として注目されている、「マインドフルネス」という言葉がこれに当てはまるのだろう。
仕事にも家庭にも追われている方は、いま一度、今という感覚を思い出してみてほしい。
五感とつながる時間を持てば雑念が少なくなり、生きる喜びを実感できる瞬間が増えてくるはずだ。